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1年に1度のPACパーカッションアンサンブルコンサート
PACは、オケだけではなく、こういった室内楽をそれぞれ開催してくれるのも
魅力の一つ!
特に。。。
パーカッションのアンサンブルなんて、あんまり無いんですよね。。。
そんな中、今回お呼びしたゲストは・・・・
あの菅原先生!!!
元読響の名ティンパニストであり、
ティンパニのみならず、打楽器、特にマリンバの名手でもある!!!
今は、東京音大とかで講師を務められ、パーカッションアンサンブルを主催され、
CDも何曲か出されているスンゴイお方!
そんな先生だけど、出身は関西!
関西弁は出てこなかったけど、心は、故郷に里帰りのお気持ちなのだろう。。。
Naokiも、共演させていただいた事もあり、とっても信頼し尊敬している大先生なのである。
今回は、小ホール
こちらは、フロアで、やはり木のイメージ
広い空間。。。
客席こそ400席ほどだが、音響も素晴らしく、
一体になれる空間である。。。
こちらは、始まる前の設置状態。
残念ながら、会場は写真撮影禁止の為、
仕方なく外の大きめの画面から・・・
今回、Naoki自身のマリンバも初お目見え!
ナカナカのイイ音を出してくれた!
さて。。。最初は、この画面のように
アンドレ&ジャック・フィリドール:2組のティンパニの為のマーチ
左手には、菅原先生。右手には、Naoki
息もピッタリ合って、素晴らしい滑り出し。。。
やっぱり、ティンパニは魅力的!!!
久石譲:フラッシュバック
久石譲さんとも親交のある菅原先生。
いつものジブリメロディーのイメージはなく、
『ああ!こんな曲も書かれるんだなぁ!』と、感心した
打楽器のためのアンサンブル曲。
ライヒ:木片の為の音楽
ライヒは、現代を代表する作曲家であり、ミニマルミュージックを創り上げている
この曲もそう。。。
単純な、人間が本来持っている心臓の鼓動だったり、脈だったり、単調な音楽の中に、
α波を出して、癒しを求めると言ったもの。。。
ステージが少し暗くなって、
1人木片を叩いて、単調なリズムで入ってくる。
そして又1人、少し違うリズムで、上乗せするように、ステージに。。。
そして、1人又1人・・・
5人のメンバーがそれぞれにリズムを重ねて、
丁度、草原の中の風や、虫のざわざわ感のような感じに、会場全体を包む。
そして、フッと途切れたように、全てのリズムが消える!
奏者にとったら、大変難しい曲だし、やり甲斐もある曲。
それだからか、こういったコンサートでは、良く取り上げられるライヒである。
一柳慧:風の軌跡~3つの鍵盤楽器の為の
後半は、舞台中心を囲むように、3台のマリンバとか、が並び、
菅原先生・K山さん(コアメンバー)・Naoki(コアメンバー)による
鍵盤楽器の共演!
こういった鍵盤楽器の作曲の大家である一柳先生のこの曲は、
菅原先生他今では、鍵盤楽器の超有名な奏者とで演奏された曲
やはり。。。
菅原先生の音は、年月を経て円熟味を増した素晴らしい音!
しかし。。。年齢からは、想像出来ないほどの力強い音も。。。!
K山さんも、Naokiも、しっかり先生のリードに乗り掛かるように、
素敵なアンサンブルを仕上げてくれた!!!
短い時間にあれだけの事は、
本当に大変だったと思う。。。
そして、最後は・・・
ビゼー(菅原淳編曲):歌劇『カルメン』より
超有名なこの曲を、そのまま演奏するのは、
打楽器アンサンブルとして、もう一つ。。。
そこで、菅原先生のアレンジによるものとなった!
勿論、かの有名なフレーズは交えつつ、
その中で、パタッ!とリズムが止まったり、
面白いアレンジで、いかにも打楽器奏者のカルメン!になっていた。。。
Naokiも、一生懸命の中にも笑顔を絶やさず、MCもそれなりに楽しく、
仲間!と言った音楽の繋がりの楽しさも教えてくれたコンサートだった。。。
最後の拍手の中、優しいお人柄そのままの菅原先生と、
アンコールには、全員で
ジョー・グリーン:シロフォニアを。。。
菅原先生は、サイドの後の方から、木琴を演奏しながら
掛かりの方に楽器を運ばれる時も演奏なさって、中央に!
ナカナカの面白い演出!
そして、素晴らしいアンコールだった。。。
イイ素敵なコンサートは、
不思議な事に、学生らしき方はほとんど無く、
(打楽器関係の学生は、絶対見たいはず!)
いつもの芸文の観客の方々がほとんど。。。
大ホールをイッパイにするには難しいけど、
学生達にも是非聴いてもらいたい打楽器アンサンブルだった。。。
『ロメオとジュリエット』を、
http://www.tv-asahi.co.jp/daimei/
題名のない音楽会にて、放映予定です!
なんせ、30分番組だし、どこまで美味しい所を撮ってくれてるかは、
疑問ですが。。。
とりあえず、Naokiが、小太鼓として演奏しています!
映るか映らないかは時の運!!!
曲は、とっても有名な素敵なバレエ曲ですので、
楽しめると思います
お時間のある方は是非!!!
Naokiが、ベートーベン協奏曲全曲に、ティンパニとして出演する事を聞き、
本来、こんな立て続けに行く事はないのだが・・・
それに、珍しく午前中お稽古日なのだが・・・
行ってしまった!!!
素人Chrisにとっては、ベートーベン協奏曲全曲がいかに凄い事か!?
全く持って知らず。。。。
ベートーベンの凄さは、交響曲の魅力しか知らないで居た。。。
そのなかで、唯一知っていた『皇帝』
2日間の公演なのだが、その皇帝がある方の日を選択。
と言うか、翌日もお稽古で午後なので無理だった
この指揮者の大山平一郎さんは、シンフォニカーで聴いた事もあり、
知っていたのだが、
この巨匠と唱われるゲルバーという方は、全く知らなかった。。。
見る限りでは、濃いめのお顔。。。
ヨーロッパだろうけど、どちらの方かも、想像出来なかった。。。
しかし・・・
色んな筋から、そ~と~なピアニストである事。
又、ベートーベン協奏曲を極めてらっしゃる感じのピアニスト。
上手いは上手いだろうけど、どんな物なのか興味があった。。。
彼は、オーストリア・フランス・イタリアの血を引き、アルゼンチンで生まれたそうな。。。
さて、舞台が開いた!
Naokiのティンパニは、2台革張りで、最後尾ではなく、少し手前向かって左手。
オケのメンバーが、チューニングの後、彼らを待つ。。。待つ。。。待つ。。。
!?
遅い。。。
???
ゆっくりと、指揮者の前を歩くゲルバーは、小児麻痺の為、ゆっくりしか歩けない。
しかし、その足取りはしっかりと胸を張ってピアノに吸い込まれるように席に着いた。。。
ベートーベン:ピアノ協奏曲第1番
本来は、2番目に創られた協奏曲。出版の順序から1番となった。
PACの定演から、ほぼ休みの無い状態
つまり、しっかりとさらう時間すらなかったと思われるオケの皆さんだが、
ナカナカどうして、イイ音から滑り出した。。。
ゲルバーのピアノが、本当に何気ない感じで入ってくる!
ピアニストというと、その曲に魂までもが入っているというか、
顔つきまで変わって、演奏される事が多いのだが、
遠目からのゲルバーは、全くの自然態!!!
もう、ベートーベンと同化してるように、自然に流れるように、音が流れてくる。。。
そんな中、Naokiのティンパニも、革張りの音色が優しく、自然に溶け込んでこの曲を盛り上げた!
そして・・・
ベートーベン:ピアノ協奏曲第5番 変ホ長調op.73《皇帝》
この素晴らしく、盛り上がるピアノの難しさも、オケとの掛け合いも、
巨匠ゲルバーには、まるで日常茶飯事のように感じられた!
それほど、自然で、と言って、簡単に流している訳ではなく、
迫力の場面は、音でしっかり表現して、優しさの旋律は、癒しの色で。。。
オケとの掛け合いのところは、確かに入り際が難しく、
4階席で聴いていた私と、1階席の手前で聴いてた観客とは、
どうしても、時差は否めなかったと思う。。。
でもその中で、なんとかNaokiのティンパニも頑張れたと思う!
何より。。。
この巨匠ゲルバーのピアノで、ベートーベンピアノ協奏曲全曲に、
ティンパニとして出演出来た事が、素晴らしい経験だった事は、
言うまでもない事実である!!!
確かに・・・難しい。。。ベートーベン偉大なり!!!
今回の定演は、ショスタコと、バルトーク。。。
現代を代表する作曲家2人の曲を、
巨匠オッコ・カムが、PACを導いたか!?
・・・とは言うものの、Chrisにとって、オッコ・カムがどんな音楽を創り上げる巨匠なのかは、
全く知らない。。。
今回は、オケという物が、ソリストの集まりである!と認識させる曲。
という事で、
それぞれのソロが、色んな感じで演奏され、
それなりに自信も出来てきたPACの面々のソロとしての魅力も、
ナカナカだった。。。
Naokiは、スネア(小太鼓)担当!場面により、トライアングルなども。。。
ティンパニは、もう1人のコアメンバー
女性のティンパニストで、あれだけの音を出せるメンバーはそうはいない。。。
迫力のあるそれでいて、オケに溶け込んだティンパニ。
Naokiのスネアも、全くのソロの部分もあり、ナカナカのイイ音を出していた!
(後で知った事だが、本皮のスネアだそうな・・・普通はプラスティック)
やはり、音に馴染む。決して耳障りにならないスネア。。。
本当に微かに響くトライアングルも、しっかり効果的に聞こえていた!
最初の音でも感じたのだけど、弦のパートの繊細できれいな音作り。
これが、この巨匠オッコ・カムの音なのかも知れない。。。
管楽器のそれぞれも、美しく、その楽器の音色を大切にした曲作り。
オケには、あまり出演のないテューバ
その奏者は、アメリカからお呼びしたゲストプレイヤーレックス・マーティン氏
しっかりした音で、管の重低音を支えて下さった。。。
現代音楽とされる時期の物ではあるが、
割と分かり易く馴染みやすい曲。
ショスタコーヴィチ:交響曲第9番変ホ長調op.70
第2次大戦のソビエトの勝利を祝い作曲された物。
本来の意図からは外れ、小交響曲になってしまったが、
飽きさせる事のない軽妙な交響曲となって、親しまれている。。。
バルトーク:管弦楽の為の協奏曲
ソロを意識した協奏曲。
1つの楽器のみならず、次々とソロが移り、色んな楽器の魅力が詰まった曲。
なんと、バルトークが、病床で書き上げ、最後の曲となった。
・・・が、そんな悲愴感はなく、あくまでも前向きで、生き生きとした生命を感じられる曲。
最初の頃の元気が取り得!のPACからは想像も出来ない、
繊細な音の曲作り。。。
若さの中にも、ホンの少しは巧みな技と曲への理解度が、
しっかり進歩として出てきたのではないだろうか。。。
早いもので、もう5年。。。
今回の定演を最後に旅立つメンバーもいて、
拍手の中の舞台から引き上げる時は、メンバーが笑顔で、たたえ合っていた。。。
2.3年と期間を区切り、世界各国から集められたメンバーのPAC。
割とハードな、3回公演の定演。毎年あるオペラ公演。
そしてアウトリーチ他の演奏会。。。
素晴らしい環境の舞台で、4階までも満員の観客に聴いていただき、
愛されるPAC。。。
色んな曲。色んな指揮者。一杯吸収して、大きく旅立って欲しい!!!
Naokiにとっては、まだ1年目。
まだまだ、忙しく、勉強の日々は続く。。。
そんな演奏会の後に、Naokiから貰ったおみやげ。。。
先回、金沢公演に行って、買ってきてくれたもの。。。
さてそれは・・・
烏骨鶏の卵を使ったカステラ
金沢と言えば、金箔!
それをトッピングしたリッチな物。。。
本来は、漆のお皿に載せたかったけど・・・
ま、グッと庶民的な味わいのお皿で。。。
でも。。。
お味は、モッチリ。しっとり。。。
なるほど、しっかり卵の味が上品に口に広がる。。。
たまには・・・こんな贅沢もイイかも!?
ありがとうね。。。
そんな嬉しい気分の後に入った楽器とかをテーマにした雑貨やさん。
新しく買った携帯に、欲しかったストラップ。。。
画面に、ファンデーションなんかが付いて、曇ってしまうのが、
とっても気に掛かっていたChris
ちょっと大きめだけど、
誰かさんに、感じの似ているニャンコのストラップ。。。
裏が、拭けるようになっていて、音符も光り物も付いている。
そいで~お安め。。。
ルンルン気分で帰宅して、
記念撮影!
寝る子は、育つのだ!!!
マエストロ・ミーチー
知る人ぞ知る、井上道義先生のOEK :アンサンブル金沢
指揮は、大フィルでも聴いたし、京響の指揮者も、
何年も務められたお方。。。
その楽しい人間性豊かな指揮は、自信に溢れ、魅力的であった。。。
そんな今回の定演は、指揮のみならず、今監督も務められているOEKも率いて、
それぞれの味を堪能して、最後に合同オケ!
と言う、大変珍しい構成だった!
しかし・・・
アンサンブル金沢って・・・!?
確かに、金沢の街は小京都の風情。
駅前のホールは素晴らしく、
芸術を愛する街を感じさせる魅力ある街であった。。。
でも、普通の大きなオケではなく、室内オケという事で、人数も少なめ。。。
そんなこんなで、今まで聴いても観てもないオケだった。。。
まず、第1曲目はOEKで・・・
モーツァルト:交響曲38番二長調K.504 『プラハ』
う~~~む。。。
なるほど。。。。
若いPACをいつも見ているので、
幾分年齢層が厚いOEKのオケは、
熟練工!と言って感じ。。。
なるほど!やはり、素晴らしい!!!
もう、しっとりとモーツァルトの世界を、創って来られた。。。
ティンパニも、現代物ではなく、本皮の古代風の物。
それを魅力たっぷりに盛り上げるのが・・・!?
おお!
Y響の顔!とまで言われた菅原先生!!!
今回は、特別参加のようだけど、
その音は、しっかり溶け込んで、それでいて力強く、
さすが!だった。。。
そして、2曲目はPAC
ベートーベン:交響曲第8番 ヘ長調op.93
PACも、ナカナカどうして、引けをとらない!
若々しい感性で、ベートーベン:交響曲第8番を、楽しく迫力有る作品にして聴かせてくれた!
Naokiは今回ティンパニ
やはり、2台の本皮ティンパニで、古典のイメージを!
そして・・・・最後は、
正直、全く知らないアメリカの作曲家の
グローフェ:組曲『グランドキャニオン』
舞台狭しと、皆さんが入り、Naoki担当の打楽器は、
数種に及ぶ!
中央の現代的なティンパニは、菅原先生が・・・
OEKの方は、シンバル(2種)トライアングル等を
大太鼓(PAC)
Naokiは、風邪の音の効果音だったり、グロッケンだったり
何やら、背より高い1m幅ほどの(恐らく)薄い金属板だったり・・・etc.
ぁ!そうそう・・・
Naokiの効果音。うまの蹄のポッコポッコって音も・・・
最初から、広大なアメリカ大陸のイメージそのままに
ウェスタンだったり、カーボーイだったり、
そんな情景が季節の風情を織り交ぜつつ、展開していく。。。
なんか、とっても清々しく、グランドキャニオンという題名から、
もう必然的に、あの景色が感じられる。。。
井上先生の指揮も、熱を帯びて、拍子を刻むと言うより、
雰囲気を伝える!と言う感じ。。。
あの金属板は!?と思って観ていたら、
突如、パチッ!との雷を表わすせん光と共に、鳴らされた!
Naokiもナカナカの活躍ぶりだったが、
あれだけの激しいティンパニを、素晴らしい迫力と優しさで包んで下さった
菅原先生の素晴らしさを、改めて感じた!!!
そして・・・・
この構成!
さすが!!!と、マエストロの素晴らしさに感嘆した!
そして・・・・
何回もの拍手に、やって下さったアンコール曲は
スーザ作曲:星条旗よ永遠なれ
手拍子を客席に求め、ホール全体を一つにして、指揮台の上で、楽しく踊るミッチー!
あくまで最後は楽しく、アメリカのノリで!!!
本当に楽しいコンサートをありがとう!!!
又、翌日には、金沢公演もあるそうな!?
この公演で、4公演は、そ~と~ハードだと思うのだが。。。
まだまだお若い!ミッチー。ファイト!!!