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21:00~22:00
NHK教育(全国)
番組名:「オーケストラの森」
内 容:「第415回定期演奏会」より(平成20年2月14日)
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指揮:大植 英次
独奏:小曽根 真(ピアノ)
ラヴェル/道化師の朝の歌
ガーシュウィン/ラプソディ・イン・ブルー
ベルリオーズ/幻想交響曲 作品14
以前に、素晴らしいコンサートであったとご紹介した
大フィルの定演を、NHK教育で、明日夜放映されます
Naokiは出演していませんが、
大フィルの大植さんの幻想
そして、小曽根さんのピアノは、見物です!!!
ぁ。。。イヤ。聴きものです!!!
今日のリサイタルは、Naokiの先輩であり、大いなる理解者である
A.Kikumotoさまのお初となるソロリサイタルであった!
場所は、又これが・・・渋い!!!
烏丸御池の近くに位置する京都文化博物館の別館ホール。
以前にも、トランペット奏者数名のコンサートAutumnLeavesに、
沓掛ホッとブラザーズとして、Naokiもドラムを担当させて頂いた。
その時のステキなホールだった。。。
私が着いた15分ほど前には、席にはまばらに観客。。。
『打楽器のソロリサイタルって言うと、なかなか集まらないかもなぁ。。。』
っと、失礼ながら、懸念したわ・た・し。。。
・・・が、オオッと!!!
席はドンドン埋まっていき、ほとんど大入り!ってかぁ~~~んじ
『あ!通崎先生だ!』
『大フィルの中谷先生も!』
み~は~のChrisは、その段階でウキウキ
他にも、打楽器関係のお歴々多数のイメージ
そんな中、ドレスアップしたA.K.さんが、いささか上がった感じでステージに・・・
コペツキ/Topf-Tanz
なんと、鍋踊りと直訳されるこの曲。
可愛いお鍋が、3つ。他にも色んな打楽器が並んで、始まった。
やはり、緊張感は、いくら色んなオケで本番を経験してきた彼女であっても、
ぬぐえなかったと思う。。。
がしかし、鍋の音の小気味良い事!!!
楽しい曲だった。。。
バッハ/チェロ組曲第1番
バッハの名曲を、マリンバで奏でる
やわらか~いマリンバの音色は、このホールに見事に共鳴して
素晴らしい空間に!
とろけそうなひととき。。。
北爪道夫/サイドバイサイド
とても興味深かったこの曲。
色んな楽器が、色んな味を出して、リズムを替えて音を紡いでいく。。。
シフコビッチ/小太鼓独奏小品
打楽器の基礎とも言える小太鼓。
その小太鼓のあらゆる音を網羅したかのようなこの曲。
彼女の巧さが、際立った1曲!
スタウト/デュオ ダンス-ソング(トランペット&マリンバ)
トランペット:K.Kikumoto
そう。。。
この前のデュオ・リサイタルで活躍されたK.Kikumotoさんは、
彼女のご主人
素晴らしいトランペットとマリンバの共演が実現!!!
息がピッタリなのは・・・言うまでもない
どちらがメインという感じでもなく、お互いがお互いを尊重して、
それぞれの魅力を引き出した曲だった。。。
それにしても・・・やはり、ご主人上手い!
クセナキス/プサッファ
さて。。。最後は、この大曲!
彼女を取り囲むように、種々雑多な打楽器達。
そして目を引くのが、大きな楽譜。。。
そう、この楽譜は、表に点で表されている!
楽器も、大まかな指定がある物の、奏者による選択となり、
自ずから、演奏される曲のイメージはそれぞれ変わったものになると言う。。。
う~~~む。。。
正直、どうなのか?
これだけの大曲ともなると、私のような素人にでも分かる曲。
とは言い難いのかも。。。
ただ。。。
彼女が真摯にこの曲に対峙し、今の彼女のプサッファであった事。
が、良かったような気がする。
もう、数週間もしたら、ドイツ留学をする彼女。
是非もう一度、留学を終えて、又一皮むけた彼女のプサッファを聴いてみたいと思った。。。
最後のアンコール曲も、お二人で。。。
お二人のお人柄が、にじみ出たあたたかぁ~い笑顔で、
ステキなリサイタルは終わった。。。
は、
個性的な深紅のダリアをチョイス!
仲間が集まる彼らの打ち上げは、
一体何人になるんだろう!?
と、あらぬ心配をするChrisだった
こちらのコンサート。
素敵になる事は・・・
分かっていた!
・・・が、毎週というのも。。。と、思っていたChrisである。
そんな中、Naokiが、伴奏のピアノの譜めくりのお手伝いを、仰せつかった
『ふぅ~~~~ん。。。
譜めくりって、大丈夫ナン!?
初めてちゃうん?』
との、私の疑惑?に・・・
『実は、最後の曲は、演奏するネン!』とNaoki
『ちょっとアレンジ考えて、おもろい事するで』
っとなると、これは追っかけChrisの出動!せざるを得ないのであった。。。
菜種梅雨なのか、ず~~~~と雨。。。
でも折角なので、四条のデパートをウロウロ。。。
こんな春!って感じのケーキをペロリ
ちなみに、四条河原町阪急内の英國屋
コーヒーセットで、600円を切るお安さ
(ここの阪急の会員になると、100円off!で)
そして、阪急・地下鉄を乗り継いで、北山に。。。
まだ雨
ただ、1,2分で、京都コンサートホールなのは、有り難い
しかし会場は、学生服の高校生の多い事!!!
いつもの諸先輩方の多いコンサート会場とは、ちょっと違う華やいだ雰囲気。
今回は、小ホールであるアンサンブルムラタの会場。
リサイタルにはもってこいの広さ、音響
菊本和昭&岡本哲 デュオ・リサイタル
どちらもR高吹奏楽部の大先輩にあたり、
お二人とも、京響の団員で有らせられる。。。
菊本さんは、トランペット奏者
岡本さんは、トロンボーン奏者
そしてピアノ伴奏は、佐竹裕介君
(沓掛ホッとブラザーズのメンバー・同級生)
っとまぁ、全く馴染みのある、実力も人気もあるメンバーなのであった!
ほぼ満員の客席で、心地よいデュオから始まった。
ハーバート・リンカーン・クラーク《カズンズ》
ジョゼフ・トゥリン《2つの肖像》
トランペット奏者によるフリューゲルホルンと、トランペットの持ち替えで、
聴かせる魅力的な曲
エリック・イウェイゼン《エリザベス朝歌曲集》
本来、メゾソプラノ・バリトンとピアノの為に作曲された曲を、
トランペットとトロンボーンのデュオで歌い上げるかのように演奏された曲である
デビット・ボーデン《トロンボーンとトランペットのための15の対話》より
映画エキソシストのテーマの作曲で有名な作曲家のこの曲は、
この2人の演奏で、色んな魅力を再確認できた!
エリック・イウェイゼン《トロンボーンとピアノのためのソナタ》
迫力があり、安定感のあるトロンボーンは、ピアノとのからみも見事に合って
素敵に酔いしれた。。。
ジョゼフ・トゥリン《ファン・ダンゴ》
さて。。。
今までの譜めくりとは違い、ゴソゴソと、ドラムセットのような配置で、
色んな打楽器登場!?
菊本さんの説明で、
今回全てアメリカの曲だった事。
その最後に、トランペットとトロンボーンとピアノでは、
吹奏楽バージョンのこの曲をするのには、ちょっと寂しかった事。
・・・で、Naoki出動!になった事
を聞かせて頂いた。
・・・で、今までのクラシックの傾向の曲とは違い、
やはり、ノリノリと言った方がイイほど、盛り上がる楽しい素敵な曲
Naokiの打楽器も、あれやこれやと忙しく持ち替えして、
その時の演奏にあった音作り。
お二人のデュオとしてのからみ具合は最高で、
それをしっかりバックアップしているピアノも凄い!
素晴らしい感動の中、演奏は終わり、
アンコールには、いろんなオーディションや、試験に使われる曲を、
お手本として披露!のはずが・・・
ただでは終わらない洛南魂健在!
岡本さんがトロンボーンを吹こうとすると、
袖から菊本さんがボーンで参戦!
菊本さんが、ペットを吹こうとすると、
岡本さんがフリューゲルで参戦!と、
ドタバタの中、笑いも交えての終了と相成った。。。
しかし。。。
巧い!
若手で、経験も積んできて、ノリに乗った二人のデュオ。
又、どんな演奏にも、安定感のある、確かな音を紡ぎ出してくれるピアノの存在。
魅力的で、素敵な管の音色を堪能できたリサイタルだった。。。
この4月から、菊本さんも佐竹君もドイツ留学が決まっている。
ちょっと寂しい1年間。。。
しかし、より研ぎ澄まされた彼らの演奏を又聴ける事を夢見て、
そして、Naokiとの演奏も夢見て、
楽しみ待ちたいChrisだった。。。
終わった後のサイン会?
仲間にもみくちゃにされる図
そして、の中、家に帰ってを広げて乾かしていると・・・
『夜目遠目傘のうち』
美しく見える傘のうちに、しっかり入り込んだスーであった。。。
『どう?私って・・・き・れ・い?』
この1年間会員チケットを買っていたChrisにとって、
最後の定演。
正直、大植さんの指揮はこの前で華々しく見てたし、
大乗り気!と言うほどではなかった。。。
ただ。。。この高関さんの指揮は、群響を率いて、
ナカナカの方であることは分かっていた!
ってか、Naokiにチケットを譲る予定だった。。。
・・・というのは、他でもないこの大フィルの名ティンパニストである中谷先生の
定演では最後の舞台となるのである!!!
ぐぅあ!
Naokiは、学生券でお安く行くと言うし、
『母さんも、折角なんやから、観に行ったら?』
という事になり、午前中お稽古日であったが、
夕方、シンフォニーホールに向かった。。。
ほぼ満席の会場!
そして、1曲目は
ショパン《ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 Op.21》
ピアノ:ジャニーナ・フィアルコフスカ
ピアノの独奏曲としてのショパンの曲は、
もう定番中の定番なのに、
オケとの協奏曲となると、極端に少ない作曲家である。
そんなピアノソロメインというか、
ピアノを浮かび上がらせる為の協奏曲は、
あくまで、オケは縁の下の力持ち的存在。
どちらかというと、目立ってナンボの大阪にある大フィルというオケに
そぐうのか?と言うかすかな心配は、
円熟味を増したジャニーナのピアノの音色と、しっかり溶け込んで
控えめに盛り上げる大フィルの演奏を聴いて、
一気に打ち消された!
ヒーリング音楽とでも言うような、
心に浸みてくるピアノの音色。。。
オケはあくまで、媚びることのない演奏。。。
燕尾服をアレンジした、男装の麗人のようなジャニーナの衣装も、
魅力的だった。。。
さて。。。休憩を挟んで・・・
ブルックナー《交響曲 第5番 変ロ長調》
ブルックナーの名前は知っていても、クラシック初心者のChrisは、
どんな作曲家なのか?どんな感じの曲なのかを、
全く知らないでいた。。。
ただ。。。
大フィルをここまで有名なオケに育て上げた
日本の誇る指揮者である朝比奈隆さんの十八番の作曲家だったことは、
周知の事実である。
打楽器は・・・
エッ!ティンパニ1台のみ!?
じゃぁ~静かな曲なのかな?
あんまり私の好きなイメージとは違うかも。。。
ただしかし。
その中央奥に陣取ったティンパニには、あの中谷先生が!!!
とってもお若く見えるのだけど、ソコソコ卒業の年齢にも近く、
いつもは、ティンパニは堀内さんに任せてらっしゃる事が多かった。
今回、まだ定年まで数年を残し、後進の指導の方に移られると決められて、
こうしてメインでティンパニをされることは、最後になってしまった。。。
そんな思いの中、この曲は始まった。。。
むむむ。。。
活動的!
弦のみ成らず、管大活躍の大迫力!
そして、ティンパニのソロでの活躍!はたまた、
オケの音色を全て背負って、一番下から厚みを出す重低音のような活躍!
『こんな曲やったんや!!!』
これだけの、ティンパニが目立つ大曲だからこそ、今回選ばれたのかも知れない。。。
高関さんの指揮も丁寧で真摯な感じ。
男性的な曲!と言う感じがした。
何度もあるティンパニの盛り上がりのところでは、
オケ全体が、ご苦労さん!とでも言ってるかのように
1つにまとまって盛り上げていった。。。
大柄で、気さくで、いつも安心感のあるティンパニスト!
丁寧と言うより、何か魅力的な迫力を持った中谷先生。。。
以前に、その当日大植さんが病気でドクターストップが掛かって
指揮者不在で、コンマスの長原さんが、指揮振りされた時も、
一番後中央に陣取って、あたかも演奏を引っ張ったティンパニスト!
最後の盛り上がりには、胸が熱くなり、拍手の波と、ブラボーコールの嵐の中
密かに、管のオケの方たちに、拍手をもらわれていた先生だった。。。
そして、明日。
本当に定演最後の演奏となる。。。
Naokiは、この魅力有る大先輩の演奏をしっかり心に残し、
飲み会は、大盛況になることは、間違いない真実である!!!
お疲れさまでした。。。
中谷先生
Naokiの疲労困憊ぶりは激しく、体が悲鳴を上げていた。。。
しかし、その日はちゃんとやってくる!
その当日の今日。
場所は、烏丸四条
錦通りのオシャレなお店の並ぶトコから少し入った
京都芸術センター
とても、しっとり。。。
京の町屋の洋風バージョン!?
そう。ここは、小学校だったところを、大事に残してホールになっているのだ!!!
ちょっと、教室の一角には・・・
こんな棚が
そして、
何ともレトロな照明に
映える窓
そんな会場に、置かれたイスは、100は無かっただろう。。。
・・・が、ほとんど埋まっていたのが、
嬉しい驚きだった。。。
スティーヴ・ライヒ《木片の音楽》
5人のプレイヤーが、それぞれ木片を叩き、色んなリズムを刻みながら重なって行く。
ある時は、複雑に絡み合い、ある時は、全く息を一つにする。
最後には、複雑に絡んだ糸がポッと解けるように全員の音が消える!
消えた後には、今まで鳴っていた音が、観客の頭の中で鳴っている錯覚に陥った。
最初の曲として、入りやすく面白い曲。
ハインツ・ホリガー《ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲》
川島素晴《ポリプロソポス》
まずは、この光景を見て頂きたい!
決して、ふざけているのではない!
正に、《演じる音楽》である。
猛ダッシュで、マレットを叩きながら走っていくNaoki
他のメンバーの過激ぶりも分かって頂けるかと・・・
ついには、Naokiダウン!!!
イヤ。。。
これも、ちゃんと作曲家の指示である!
音・演奏のみ成らず、見せる音楽・パフォーマンスなのである。
この鬼気迫る表情!
ピアニストも、ピアノの弦を叩いたりして演奏。
フルートは3種のフルートを巧みに使い分けて演奏。
クラリネットは女性奏者で、この中では幾分おとなしめ
Naokiのマリンバも、弓を使ったり、色んな所を叩いたりして、マリンバの音の極限に挑戦!
最後の拍手に促されて、川島素晴さんが客席から登場!
日本人の現代音楽の若い旗手と言った感じ。。。
(以前、いずみシンフォニエッタとも共演された時、見せて頂いた)
ともかく、奔放だけど、面白い音楽。
演奏者には、ある意味随分過酷な曲である事は間違いない。。。
近藤譲《老人のホケット》
夏田昌和《ギャロップ》
と続き、最後は
フランコ・ドナトーニ《アルペジェ》
それぞれのメンバーが、それぞれの音の極限を聞かせる。
ヴァイオリンからは、荒々しい響きの音
チェロは、ヴィブラートを思いっきり効かせた音
そんな楽器達の音の氾濫で、1つの物を作っていく。
確かに現代曲で、難解なところもあるが、
それぞれの音に魅力を感じ、ワリカシ、すぅ~っと入っていける曲!
この、6曲全て現代曲。
全て、個人の若手演奏家を集めて行なった、壮大なチャレンジは、
何とか無事に終わった。。。
指揮を担当した山根明希子さんは、音コン1位(作曲)
・・・残念ながら、今回は彼女の曲はなかった。
高島ちさ子12人のヴァイオリニストのメンバー山本綾さんも・・・
他のメンバーもそれは蒼々たるレベルの持ち主。
これだけのメンバーで、この楽曲をまとめ上げるのは、
至難の業だったかも。。。
しかし、いずれにしても、得難い経験をしたことは、言うまでもない!