スー姫と、おかーニャンとの
だらけた日々をしたためるニャン!
Naoki兄ちゃんの活躍なんかも期待してるニャン!
×
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
今シーズンの目玉!との前評判もあり、
曲目も、フルコースと言うべき内容。。。
先回の佐渡さんの定演は、Joeのライブが有って行けなかったので、
久々のPAC定演に、心躍る思いで出かけたChrisでした
今回は、Naokiがティンパニ。
それも、新しくベルリンで仕入れたバチでのお披露目!
どんな盛り上がりになるか!
期待は、そちらにも注がれていた。。。
前菜?と言っては、申し訳ないのだけど、
まずは、お手並み拝見?
モーツァルト:交響曲 第40番 ト短調 K.550
室内楽に近い、弦の魅力を最大限に生かした名曲!
聴けば、『ぁ!この曲』とすぐに聞き覚えがあると分かる曲。
優しく、少しもの悲しく、澄んだ音色が会場内に広がって、包んでくれる。。。
同じく、とっても優しい感じのフェドセーエフの指揮は、
あまり大振りではなく、しかし、要所はキッチリ押さえてる感じ。
そんな会場を包んでくれた暖かさから、
いよいよメインの
チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 op.74 『悲愴』
チャイコフスキーと言えば、どの曲をとってみても、魅力的で、感動的!
そんな彼が、最後に書いたこの曲!
そして、自身で指揮をして、その9日後には、その人生を終えてしまった。
ある意味、本当に、チャイコフスキーが、『人生』と言うものに対峙し、
その表現を余す事無く、この曲に捧げたのではないか!?と感じられる。。。
そんな意味も含めて、彼の人生感を語るかのように・・・
最初は、静かにファゴットのソロから始まり、弦の響きへと導く。
美しい光が差すようなメロディに、人生の夢や、希望を歌うかのように。。。
そして、静かだった打楽器のリズムも、ドンドン盛り上がりを見せ、
管も素晴らしい広がりを感じさせ、弦と一体となって、
最高!かと思える大きな盛り上がりを創り上げた!
ジーンと心が鳴った絶頂感!
・・・しかし。。。
ここは、この主題である『悲愴』ではない。。。
第4楽章は、この主題である『悲愴』を、
第3楽章でお膳立てした盛り上がりの上に有ってこそ!の悲しさ。辛さ。悲哀。。。
涙が出てくるほどの人生観。。。
そして・・・この楽曲は、あくまで静かに、安らかに、終焉を迎える。。。
素晴らしかった!!!
やはり、フェドセーエフは、ホンマの巨匠だった!!!
正直、若いPACメンバーも多い中、ここまでの曲作りをされた事。
フェドセーエフが、首席客員指揮者を務めていた東フィルのメンバーを、
要所要所に配していた事があったとしても、
ソロは、ファゴットも、クラリネットも、フルートも、そして・・・ティンパニも・・・
PACのコアメンバーが努め、
素晴らしく曲に引き込んでくれた!
やはり、それは、フェドセーエフという巨匠が、PACと言う発達途上のメンバーを、
一気に押し上げてくれたに他ならなかった。。。
とてもいい経験をありがとう!
そして・・・
いつも満席で、暖かな鳴りやまない拍手をして下さってる観客の皆さんのお陰。。。
これだけのブラボーコールが掛かるのは、そうはない。
と思わせてくれた。。。
何度もの拍手に促されて、フェドセーエフが登場!
あまりにも何度もなので、さりげなくコンマスに、これで最後にしよう。と、したのだが、
コンマスもそのまま。。。
フェドセーエフは、またもや登場して、最後には、PACのメンバーと両手を繋ぎ、PACの一員かのように微笑んで、やっとこのコンサートは幕となった。。。
今、休養されている小澤さんと、ほぼ同世代。
チャイコフスキーと同じロシア出身で、良き理解者でもあるのだろう。
又、聴いてみたい指揮者だった。。。
もらった小冊子に載っていたPACメンバー
さて・・・Naokiを探せ!!!
COMMENT