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スー姫と、おかーニャンとの            だらけた日々をしたためるニャン! Naoki兄ちゃんの活躍なんかも期待してるニャン!
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この綺麗な光景。。。
兵庫芸術文化センターの前庭のライトアップ

そう、8日の4時から林英哲の和太鼓+オケのコンサートに、
Naokiがトラとして参加する事になっていた。。。

・・・ぐぁ!
Naoki前日朝よりダウン
風邪なのか!はたまた、インフルエンザ!?
しか~~~~し!
例えば、40度の熱があったとしても、
『すまんけど、休むわ!』とは、行かない稼業。。。
替りは、いないのだ!
その練習は何とか参加後、
ともかく、病院に・・・

本人のだるさからすると、
随分な病名も予想したが・・・
熱も、7度台。
結局、抗生物質と、鎮痛薬の頓服のみの処方
良かったのか?どうなのか???

不本意?な、Naokiだが、
まぁ、タミフルを処方じゃなかったのは、
とりあえず

出来る限り暖かくして、マスクもして、
早めに休んだ。

当日。なんとか、気合いで出かけたNaoki
ちょっと心配の残るChris
そんなこんなで、
久々の兵庫芸文に出かけたら、
相変わらずの熱気。。。
スゴイ盛り上がりを感じた。

さて、今回のコンサートは、
和太鼓というものを、ここまでエンターテイメントとして確立し、
世界に知らしめた林英哲さんの25周年の記念イベントで、
関西では、大阪センチュリーがオケで参加。
東京では、東京交響楽団がされ、
2回公演。
このセンチュリーにトラ(人数が足らないパートを補うエキストラの略)
として呼ばれたNaokiである。

また、今回の曲は、すべて現代曲
それもすべて、日本人の作曲家によるもの。
ま。英哲さんありきの曲であり、
オケにとっても、打楽器奏者にとっても、
全くの初体験のものだった。。。

すこし、話は、前に戻るが、
楽譜が本番数日前に送られてきて、
それを観たNaokiは、パニくった!!!
それほど、恐ろしく大変な楽曲だった。。。
『こんな土壇場になって見る楽譜やない!』
・・・


で、会場は・・・
07-12-10-1.jpg

こんな感じ。。。
3階席から写したのだが、
すぐに係の方に注意され、
ボケた写真に。。。
まだ開演前の配置とかをお知らせしたかった。。。
オケの他に、大きな和太鼓。その横にティンパニ
ハープやピアノもある。

時間が来て、会場はほぼ暗転。
スポットライトが、中央の和太鼓に注がれ、
英哲さん登場!!!
すぐに、曲は始まった。。。

『鼓動』(交響的変容第3部「ビートリズムの変容」より):水野修孝

いわゆる私が抱いていた、和太鼓のイメージ。
3階席最後部中央に位置した私が聴いて、丁度良い音の大きさ・広さ
ある時は激しく、ある時は優しく。。。

そして、スポットライトが2つになり、ティンパニスト近藤高顕さん登場!
和の英哲さんと、洋の近藤さんの激しくも素晴らしいコラボ!!!
解け合わない2種類の打楽器が、相乗効果を生み出したり、
それぞれの魅力を競うように演奏したり・・・
『和太鼓は・・・白黒かな?山水画のイメージ』
『ティンパニは、カラフルで、色んな色が見える感じ』
・・・と感じたChrisだった。。。

とても入りやすい、無条件で聞き入れる現代曲は、満足して終了!
拍手喝采の中、なんと、あれだけのハードなバチさばきにもかかわらず、
英哲さんが、マイクを持って登場
曲の説明やら、今回の25周年の事について司会された。。。

鼓動は、なんと、1983年に日本で初演。それを聴いた方が、
カーネギーホールで、アメリカ交響楽団との演奏をプロモートされた。
あまりの和太鼓の音量に、指揮の岩城氏を始め、耳栓をつけて練習したほど!
しかし、結果。。。
スタンディングオベーションと相成った!

さて、2曲目は、オケのメンバーがすべて入って

和太鼓協奏曲『飛天遊』:松下功

今回のオーケストラは、いわゆる楽器としての当たり前の音はほとんど無く、
風を感じさせたり、木々の音であったり、鳥のさえずりだったりする。
その中での、和太鼓との掛け合いは、自然が司るようにも聞こえ、
色んな場面が頭をよぎるような興味深い曲だった。
ベルリンフィルとも共演した曲。
打楽器群としてくくり得ない洋の打楽器の数々の奏者も、
しっかりと、英哲さんの太鼓に、食らいついていった。。。

休憩を挟み、
いよいよNaoki登場!
いつもの通り、トラなので、打楽器その他風の楽器担当と思いきや、
ティンパニの前にいるではないか!!!?
後にはドラもあり、他の種々雑多の打楽器も、所狭しと並ぶ。

大太鼓とパイプオルガンのための協奏曲『風神雷神』:新実徳英

鈴木隆太さんによるパイプオルガンが入って、
自然と向き合ったかのような曲作り。
曲名の風神雷神が舞い降りたかのような、
激しくも、勢いのある楽曲。
6.7名の打楽器奏者も、1人で、数種の打楽器を担当して
スゴイ盛り上がりを見せる!
間に、本当にかすかに、そう。無音になって初めて、それ以外のところで、
音が鳴っていると確認出来る音。。。
オルガンによる、振動のみのような演奏もあり、
ドンドン観客を引っ張っていく。。。
勿論、英哲さんの太鼓は、的確に力強く、
求められた音を紡いでいった。

そう、どんなに爆音と思われる和太鼓の音量になっても、
決して、耳をつんざくものにはならないのが和太鼓なのだ!
あくまで柔らかく、爆音を真綿で包んだような包容力のある音色
胎児がお腹の中で聴いた音と良く似ているとされるこの和太鼓の音。
知らず知らず、安心する魅力がある。

手に汗を握るような盛り上がりの中、全員のかけ声で、一つになって曲は終わった。

そして、いよいよ最後の曲。
英哲風雲の会という、6人のメンバーが、
英哲さんと前に一列になり、
小太鼓の前に座った。
右手には、中太鼓が、3台設置された。

『モノプリズム』日本太鼓群とオーケストラの為の:石井眞木

こちらも、Naokiは堂々共演!
この曲は、英哲さんが、24歳の時、ボストン響と小澤征爾さんの指揮の下
世界初演をした、記念すべき楽曲。
まだ、Naokiほどの年齢の英哲さんが、
失敗の許されない大きな世界の舞台に乗り込んで、
それを望んでくれた小澤さんの評判を落とすことなく、
見事に和太鼓というモノを知らしめたスゴイ曲!!!

この、モノプリズムという曲名。
日本和太鼓のモノクロームのモノと、
オーケストラのプリズムの合成語である。(作曲者石井眞木氏の説明文より抜粋)

『!?なぬ!!!
・・・って事は、私が感じていたイメージと全く同じではないか!!!』
なんか、一緒の気持ちだった事が嬉しくって、チョイとはしゃいだChris

さて、始めは、小太鼓の重なり合いから静かに始まり、
オケの弦や、管の色んな音色を含んで広がりを見せる。
オケの打楽器も、総動員して、グゥ~~~ンと一体化していく。。。
2名の和太鼓奏者が、中央奥の大太鼓に静かに向かい、
前面と背面に位置して、
掛け合いながら、中心になって盛り上げていく。。。
また、右手の中太鼓に、英哲さん他2名が移り、
仰向けになり、半身になって、太鼓を打つ!
スゴイ、腹筋!
全体の盛り上がりは、身体に直に感じ取れ、
ジーンとなって、身動き出来ないような緊張感!
Naokiのティンパニも、凄いリズムで、連打する。。。
会場が一つになって、凄い迫力の中、終わった。。。

もう、これだけの感動は、どれだけ振りだっただろうか。
心に浸みた演奏は、涙腺をも刺激した。
何度もの拍手の渦の中、英哲さんは、少し小さめの太鼓の前で、
静かにアンコールを始めた。
オケの演奏は、あくまで静かでもの悲しい。。。
今日初めて聴く、ヴァイオリンらしい音色。
英哲さんの太鼓は、今までの激しいモノとはうって変わり、
静かで、優しく、ゆっくり。。。
しかし、力強い
なんと、英哲さんが歌い出した!
ぅ。。。上手い!!!
マイクもない太鼓を叩きながらの歌声は、
心に染みわたる馬子歌のような優しさ。。。
朗々と歌い上げたその曲が終わる頃には、すすり上げる観客の声も聞かれ、
心をも、クールダウンするかのごとく、清らかにしてくれたこの曲。
本当に、最後の最後まで満足のいった演奏会だった!

こんな素晴らしいコンサートに、参加出来たNaokiは本当に幸せだった!
最後まで、ミスをせず演奏しきった彼を誉めてやりたかった。

07-12-10-2.jpg

今から考えると、
あれだけの大変な楽曲。
すべてが、初めての体験。
・・ウン!?
短期間にこの練習で、身体も悲鳴を鳴らしていたのかも?

終わったすぐは、ほぼ興奮状態で幾分良くなったものの、
結局、その後も疲れは続き、今日現在38度5分

頑張れNaoki!

15日には、いずみシンフォニエッタの第9があるぞ!!!

休んでいる余裕は・・・・無い。。。





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無題
2007/12/20(Thu)21:54:08
林英哲さんの演奏って以前からずっと聴いてみたかったです。それがオーケストラとのコラボだなんて凄い企画。
うらやましいです!
Chrisさんの説明で臨場感が伝わってきました!

Naokiさん!さすがプロです。もう体調は万全ですか?
KIRARA 編集 RES
良かったですよぉ~~~!
2007/12/21 02:42
私も何となく見てみたいなぁ~って
思っていた方でした!
TVで、坂東☆三郎さんとの企画が
随分前に放映されていて、
それはそれは素敵だったんです!
・・・で、文句なしに良かったです!
絶対お奨めです

ご心配ありがとうございます。
今年は、その後も本番と練習日とが詰まりに詰まって、
又新たな風邪をひいちゃいました
今度は、お腹と喉に来る風邪です
付き合った私も喉がいたぁ~~~い
ちゃんと、うがいしなきゃね。。。

Chris
 
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Chris
性別:
女性
職業:
カリカリを与えトイレを掃除し,ニャンずに癒される尊い仕事
趣味:
ニャンずの心を読むこと
自己紹介:
★Mie♂享年15才
ペルシャ系mix
おいらは、ミー。
ミーニャン。ニャニャとも言う
おかーさんのお膝をこよなく愛すニャン♪
残念だけど、これからは、
アメショーのクッキーお兄ちゃんと、
お空から見守るニャン!

★Sue♀8才
スコティッシュフォールド
私は、スー。
スーニャン。ピューニャンってかわゆく呼ばれたりもするわ抱かれるのは大嫌い。。。
でも、私からはスリスリしてあげるの。
ちょっと、寂しくなったから、
おかーニャンに甘えたり鳴いたりするようにもなったの。。。
今度来た弟は、あそぼぅ~~~って、
飛び回るのよねぇ。。。

★Luckn♂1才になっっちゃいました!
元気イッパイ!ラッ君どぇ~~~す!!!
お膝大好き。抱っこも大好き。
お遊び大好き。食事は、
とぉ~~~~っても、大好き!
特に、スーお姉ちゃんの餌が気になる僕
一緒なんだけどね^^;

子供の時から変なクシャミするよなぁ~~~って
気になってたんだけど、肥大型心筋症と判明。。。

ま。。。良くわかんないけど、付き合っていくしかないし、普通は元気だし、頑張るニャン!!!
そんなお友達もいるだろうから、
おかーニャンが、ブログで紹介がてら様子を書くみたい。
格好良く、ステキな僕に書いてね♪
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